



完全アウェーの雰囲気の中、日本ペースで進んでいた試合が、一つのプレーで大きく表情を変えました。後半25分、長谷部のやや中途半端なバックパスをGK川島が懸命にフィード。これをシリアのハティブに拾われ、ゴール前のマルキにパスを出されたが、受け手は完全にオフサイドの位置におり、副審も旗を揚げました。
ところが主審はハティブに詰めた今野のバックパスと判定。直後にペナルティーエリア内でマルキを倒してしまった川島は一発退場となり、相手にPKが与えられました。交代で入った西川の横っ飛びも及ばず、同点とされた日本。残り15分以上を10人で戦う窮地に追い込まれたが、ここからすさまじい底力を見せてくれました。
気合を入れ直した今野らが、勢いづくシリアの猛攻に耐えて迎えた35分、ロングボールに反応した岡崎が相手DFとゴール前で競り合い、PKを獲得。岡崎自身が「ほぼファウルを取らないと思う」と語った微妙な判定は、主審の「つじつま合わせ」にも映った。しかし勝利への執念。日本の国際Aマッチ通算1千点目となる記念ゴールを本田圭が決め、ザッケローニ監督、公式戦初白星。
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